Seedbed Projectは、持続可能な社会のあり方を実践、発信し、
体験を通して人と文化を創造していくプロジェクトです。

「衣食住の根源である土が60年で枯渇する地球環境」

「種が多様性を失うことで生じる健康被害」

「つながりから分断されていく人間社会」


現代社会が抱えるこういった歪みは、溢れる情報と表層的な政治や経済の仕組みによって、気づきにくくなっています。歪みは下記に代表するように、すでに実体化しています。


「温暖化による気候変動」

「アレルギー・癌・不妊症の増加」

「貧富の差による格差」


実体化が進む前に、その歪みをあるべき形に戻すためにはどうしたら良いのでしょうか。


私たちは、自然な「循環」「多様性」を体感することで、現代社会が抱える歪みに気づき、実体化していく問題に対して、取り組んでいく”アイ”を育むことができると考えます。


そして、その”アイ”のある仲間と、持続可能な新しい社会を「共創」することが、これからの仕事や生活を通して目指す、全員が役割を発揮する場がある豊かな社会創りの形ではないでしょうか。


「循環」「多様性」を「共創」する機会の提供として、

まずは、耕作放棄地という、現代社会の歪みが生み出した土地を活用し、多様な生物が共生する場所として整え、農をベースとした暮らしを提案する「Seedbed」という場づくりに取り組んでいます。


タネノチカラに関わってくれる人々が、体験する研修やプログラムを通して、本来あるべき姿やありたい姿を一人ひとりが考える機会を提供したい。そして、今の延長にある未来ではなく、新しい未来を創る人材育成やあらゆる組織・コミュニティ創りに、Seedbedが活かされることを願っています。


"アイ”には4つの意味を込めています。

1.わたしという意味の”I”

2.あなたという意味の”相”

3.見るという意味の”Eye”

4.愛するという意味の”愛”

これらの"アイ"は全てが繋がっており、それぞれの"アイ"が深まることで、"豊かさ"が生まれ、持続可能な社会が作られていきます。和と彩り豊かな社会を次世代に、アイを込めて。




Seedbed Project Story

私たちがまず取り組んでいることは、耕作放棄地の再生です。

農薬と化学肥料を使い続けたことで、土から微生物がいなくなり、循環と多様性を失った痩せた土地を、発酵したウッドチップを重ねていくことで、肥沃な土を創っています。


雑草や虫、微生物などの多様な生物と共生してつくる自然栽培によって野菜を育て、種を取り、繋いでいく事で、土と生態系に循環と多様性を取り戻していきます。

また、衣食住や水の根源である”土”の大切さを発信する為に、土で作る家「アースバッグハウス」を”みんな”で創っています。

栄養が多く含まれるお米のとぎ汁は、そのまま流してしまうと、栄養素が多すぎる為、海の生態系を崩してしまいますが、畑の土にまけば、貴重な栄養源になります。

家庭や飲食店で出る生ゴミは、他のゴミと比べて、焼却を行うのに多くのエネルギーを必要としますが、畑のコンポストに混ぜれば、肥沃な土作りの貴重な栄養源となります。


Seedbedは、私たちの現代生活の中にある、「消費」を「循環」するエネルギーに変え、”人間がいるからこそ”豊かな「多様性」と「共創」が生まれる社会に挑戦している場所です。


ここで、行われる様々な取り組みを、「Seedbed Project」と呼んでいます。



Seedbed ~開墾編~

アースバッグハウス建築ワークショップ


Project Goals

Seedbedで体感した「共創」「循環」「多様性」をそれぞれの企業・学校・その他コミュニティがあるべき姿を考え取り組みが広がっていく仕組みを構築します。