SERVICE (法人/学校)

企業、学校様向けに座学だけではなく、共創・循環・多様性を体感する研修プログラム・各種コンテンツを提供しています。タネノチカラのプログラムに共通するのは、既存の社会や枠組みの中で改善を行うための研修ではないということ。正解のないこれからの社会で、あるべき姿を考え、未来の持続可能な社会に向けて大きく飛躍するための研修・コンテンツを提供します。

SERVICE一覧

各研修内容





釣りワークショップ

ハーブティーワークショップ


企業の方へ

「自分がいるから、豊かになる社会」であると、どのくらいの“社会人”が感じているでしょうか。

社会に対して、企業と個人のMissionが一致するからこそ、会社という組織の意義があると考えています。

私たちの研修は、未来に希望ある経営と、やりがいに溢れた組織を増やすきっかけを提供します。

今の日本社会10年後には50%の仕事が無くなるかもしれないと言われる現代。

高度経済成長期から効率性を求めて、分業化された業務。

多くの企業が、それぞれの業務を画一化し、人員増加に比例して収益を確保できる仕組みを作り、生産性を向上してきました。


しかし、消費者ニーズの多様化、労働人口の減少、少子高齢化などの社会変化により、既存事業だけでの継続的な収益性を確保する事が難しくなってきています。

同時に、分業化、画一化された業務は、特にAIに取って代わる可能性が高い為、人間ならではの付加価値が求められ、「複業」や「ティール組織」等、新時代に合わせた個人と組織のあり方が注目を集め始めています。


企業の課題

・熱意のある社員が6%(※1)

・自分が社会を良くできると感じている高校生が18%(※2)

これらの事実は、人材のミスマッチの増加や働き方が多様化する背景として、働く価値観の幅が拡がったという訳ではなく、現状や未来に希望がない人が増えていることを示唆していると思います。事業構造の変革が求められる企業と、多様化する働き方から選択を求められる社員にとって、本当に知らなければいけない事とは、どのようなことなのでしょうか。


タネノチカラのValue

多くの企業の共通した課題として増え始めているのが「人材教育」です。(※3)

ここで求められているのは、「人間ならではの付加価値」をビジネスに取り入れる人材の育成だと思います。

「人間ならではの付加価値(私たちの存在価値)」とは、SDGsに沿った事業を行う場合、人間社会の中だけでの価値ではなく、地球、生物の中での価値になります。地球や他の生物の中での、ビジネスの価値を知る為には、それらとの“つながり”を知る必要があります。それはつまり、「自分がいる(会社がある)から、豊かになる社会」であるという“つながり”が感じられることだと考えています。

私たちタネノチカラは、共創循環型ファームビレッジ“Seedbed”を通して、SDGsの根底にある「共創」「循環」「多様性」の3つ要素を、体感として取り入れる事によって、通常の組織改善とは違う、“変革のキッカケ”を提供します。


共創パートナー

私たちの研修は、研修を行って終わりではなく、そこからの“つながり”によって、社会を共創し、循環させていく事を目的としています。効率性を追求したイノベーションではなく、循環と多様性の上で起こるイノベーションを創っていくために、

共創パートナーとして、多くの企業と繋がっていきたいと考えています。


※1:「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査: 日本経済新聞

※2:日本財団「18歳意識調査」第20回 テーマ:「国や社会に対する意識」(9カ国調査)

※3:参考文献「第40回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題 2019 調査結果」一般社団法人日本能率協会


教育関連の方へ

「人間がいるから、より豊かな地球」「自分がいるから誰かが幸せである世界」 そう感じてくれる子どもが一人でも増える事を願って、私たちは、Seedbedで教育プログラムを提供していきたいと思っています。


これからの日本の教育基本方針

持続可能な開発の為の教育:ESD(Education for Sustainable Development)に沿ったものを進めていくと、国、文部科学省は発表しています。ESDとは、人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、現代社会における様々な(地球規模の)問題を、各人が自らの問題として主体的に捉え、身近なところから取り組むことで、問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらす教育のことです。


ESDを前提としたSDGsの達成を目指す具体的な施策

2020年〜大学入試改革:これまで以上に多面的・総合的に能力を評価する入試への転換が掲げられ、具体的には、学力の3要素と呼ばれる「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(主体性・多様性・協働性)」をバランスよく評価することが求められています。

また、ユネスコでは、学力の3要素を持続可能な社会づくりのための課題解決に必要な「7つの能力・態度」として、下記の通り定義しています。

①批判的に考える力

②未来像を予測して計画を立てる力

③多面的・総合的に考える力

④コミュニケーションを行う力

⑤他者と協力する力

⑥つながりを尊重する態度

⑦進んで参加する態度


変わる教育

大きくこれまでの教育と違うのは、学力としての知識のインプットではなく、それらを利用して行動する事(アウトプット)に価値を置く教育方針となったことです。 では、主体的に行動を起こす人材育成の為には、どのようなインプットが必要と考えられているのでしょうか。 ESDは、モノ・人・事柄の「つながり」を、より持続可能なあり方に再構築し、学びがどう未来に繋がるのか、誰と一緒に学ぶのか、何と何を関連付けて学ぶのか、といった「つながり」が意識されているかが最も重要な視点として挙げています。


Seedbedで提供できる学び

私たちは、その「つながり」の捉え方として、「循環」「多様性」「共創」「バックキャスティング」の4つを視点から体感する教育プログラムを提供しています。 これらの4つを体感することで身につく力は、下記の通りです。 


「循環」

あらゆる生物が繋がる事によって成り立つ持続可能な世界である事を体感するワーク

→養われる能力・態度: 多面的・総合的に考える力、つながりを尊重する態度


「多様性」

人間社会ではなく、多様な生物の中での人間という視点から、地球の中での人間の役割を問い直す体感ワーク

→養われる能力・態度: 批判的に考える力


「共創」全ての個が、役割(存在意義)が発揮でき、協力し合う環境が豊かであるという体感ワーク

→養われる能力・態度: コミュニケーションを行う力、他者と協力する力、進んで参加する態度


「バックキャスティング」

現状の自分からの目標ではなく、「循環」「多様性」「共創」の上で成り立つ、将来ありたい姿から逆算した目標設定を行う夢実現ワーク

→養われる能力・態度: 未来像を予測して計画を立てる力


参考サイトESDに関して:

http://www.esd-jpnatcom.mext.go.jp/about/pdf/pamphlet_01.pdf

大学入試改革について:http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/10/24/1397731_002.pdf